敦賀市長選に立候補している(左から)渕上隆信氏と米澤光治氏

 福井県の敦賀市長選は再選を目指す現職の渕上隆信候補(58)と前市議で新人の米澤光治候補(51)の一騎打ちで、終盤まで激しい競り合いが続いている。両候補の舌戦もヒートアップし、票の上積みに必死だ。

⇒D刊にもっと選挙ニュース

 渕上候補は金山区、米澤候補は御名区で、ともに粟野地区が地盤。地区内は渕上カラーの青色、米澤カラーの黄色の旗が林立し、激しい「陣取り合戦」の様相だ。市内有権者数の3分の1を占める大票田だけに、同地区での支持獲得が勝敗に影響しそうだ。

 渕上陣営は、4月17日に市プラザ萬象で総決起大会を開いた。渕上候補は「『市民が主役のまちづくり』を約束し4年間、毎日懸命にやってきた」と力を込め、笙の川の治水工事着手などの実績を強調。「一歩でも敦賀を良くするため、私は身を粉にして働く」と強い決意を示した。

 「この選挙は相手方の『自民党』と、われわれ『市民党』の戦いだ」と陣営。市内10地区にある後援会もフル稼働し、草の根運動で支持を広げている。推薦する連合福井も組織固めに力を注ぐ。

 これまで市長として各地区に赴き「ざぶとん会」で市民と対話してきただけに、「最後は渕上ファンが応援してくれる」(陣営関係者)とラストスパートを掛ける。

 一方、自民党の推薦を受ける米澤候補は連日、個人演説会や街頭演説を精力的に展開。自民党県議や党支部の役員、前市長らが勢ぞろいし、応援弁士に立っている。

 19日夜に市プラザ萬象で開いた総決起大会で、米澤候補は「60回以上の『語る会』や個人演説会を通じ、市民の皆さんと対話する中で自分の政策が肉付けされていくのを実感した」と述べ、掲げる政策を「皆さんと一緒に実現したい」と訴えた。「いま市長を代えなければ敦賀は変わらない」と声を張り上げた。

 陣営は「企業推薦など、支持の広がりに感触は良い」と手応え。ただ「こちらは挑戦者。最後まで気を抜かずにやっていく」と、勢いを加速させて最終盤に臨む。

⇒敦賀市長選の開票速報はこちら

関連記事