4月19日にオープンした24時間型ジムのエニタイムフィットネス=福井県福井市高柳2丁目

 一方、“県外勢”に対抗し、地場のスポーツクラブ新田塚アーク(福井市)も24時間型店の参入を決めた。1階部分を改修し、6月1日に新店を設ける。

 ■防犯対策に力

 出店が相次ぐ背景には、既存の「総合型店舗」が営業していない深夜や早朝の運動需要の高まりだ。働き方が多様化し「時間を問わずいつでも使いたいというニーズは都会、地方を問わずある」(エニタイム)。また「出勤前の早朝に運動したいという声は根強い。1日の中で夜間(午後7時~午前零時)に次ぎ利用者数が多くなる」(エブリー)など、総合型が拾い切れていない層にアピールする。

 いずれの店もスタッフが不在となる深夜、早朝時間帯の防犯対策も力を入れている。館内には複数台の監視カメラ、防犯ベルを設置。ペンダント型の防犯ブザーも貸し出し、何かあれば警備会社が駆け付ける仕組みを導入。女性でも不安なく利用できるよう配慮している。

 また会員以外の不審者侵入防止に静脈認証(ハイパーフィット)、顔認証(フィットイージー)を取り入れる店もある。

 ■過当競争も

 今後も拡大戦略は止まりそうもない。24時間店では同じ系列店なら無料で相互利用できる仕組みを導入している店が多い。「平日は職場近くの店、休日は自宅近くの店と使い分ける利用者もいる」(関係者)。そのため運営会社は、会員の利便性追求へ多店舗展開する戦略を描く。

 県内で複数の店がさらに物件を探している状況に、ある関係者からは「急激に増えすぎ。お客の取り合いになる」と過当競争を危惧する声も上がっている。

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