英語の「話す」技能を測る試験に臨む生徒たち=4月18日、福井県福井市の明道中学校

 小学6年と中学3年を対象にした文部科学省の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が4月18日、全国で一斉に行われた。国語、算数・数学の2教科に加え、中3は英語が初導入され、「読む、聞く、書く、話す」の4技能を測る試験に挑んだ。福井県教委などによると、福井県内は269校の約1万4200人が参加した。結果は7月下旬に公表される。

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 国語と算数・数学はこれまで、基礎知識を問うA問題と知識の活用力を見るB問題に分かれていたが、一本化された。英語のテストのうち「話す」はノートパソコンやタブレット端末を使用。ヘッドホンから流れる英語や日本語の質問文を聞き、マイクを使って英文を吹き込み録音した。

 県内の福井市明道中では158人が参加。午後にコンピューター室で行われた英語の「話す」の試験では、移動した生徒たちが個別の答案番号と整理番号を入力してログイン。少し緊張気味に開始の合図を待っていた。

 県教委によると、生徒からは「本当に外国の人と話している感じで、話す力を身に付ける良い機会になった。通常の定期テストでも実施してほしい」という感想もあり、自信につなげた様子がうかがえた。一方で「瞬時に答えなければいけなくて予想以上に難しかった」という声もあり、回答の時間制限に苦戦した生徒もみられた。

 文科省は「話す」の試験について、パソコンの整備が不十分な学校があるとして実施しないことを容認しており、結果は参考値として公表する。県教委によると、県内は全ての参加校で行われた。音声が流れないなどの不具合がなかったか19日に確認する。

 全国学力テストは12回目。全国の小学校1万9496校の約107万6千人と、中学校1万22校の約104万5千人が挑んだ。県内参加校の内訳は、小学校が公立185校、特別支援小学部4校、国立1校の計190校。中学校は公立75校、特支中学部3校、国立1校、私立3校の計82校(特別支援、国立は小中で同一の学校を含む)。

 福井県教委は県内の児童生徒各500人のサンプルを独自に集めて正答率の傾向を分析する。5月中旬から下旬ごろ、結果と指導改善方策などを各校に伝える。

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