福井地裁=福井県福井市春山1丁目

 2018年秋、福井県内の神社境内で10代の少女に乱暴しようとして右手などに約3カ月のけがを負わせたとして、強制性交致傷の罪に問われた京都府八幡市、無職永野泰斗被告(22)の裁判員裁判の初公判が4月17日、福井地裁(渡邉史朗裁判長)であった。犯行状況について永野被告は「被害者に馬乗りになっておらず、カッターナイフも突きつけていない。『殺すぞ』とも言っていない」と述べ、起訴内容を一部否認した。

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 検察側は冒頭陳述で「被告は当初、別の少女を乱暴しようとしたが失敗。あきらめきれずに相手を探し、通り掛かった少女に神社への道案内を頼んだ」と犯行に至る経緯を説明。事前に神社を下見し、犯行に使ったカッターナイフも事前購入していたと指摘した。

 証人尋問で少女の父は「娘は箸や鉛筆が持てず、苦しんでいる」と涙ながらに訴えた。弁護側は「わいせつ行為はなかったが、被害者を傷つけ、苦痛を与えたことを深く反省している」と述べた。

 起訴状によると、18年秋、神社境内で少女に乱暴しようと背後から手で口を押さえるなどの暴行を加えて転倒させ、馬乗りになり首にカッターナイフを突きつけ「しゃべるな。殺すぞ」と脅迫。少女が抵抗して逃げた際、右手や両膝などに約3カ月のけがを負わせたとされる。

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