学生たちにチラシを手渡して「幸せ」募集への協力を呼び掛ける八杉有飛さん(左)=4月17日、福井県福井市の福井大学文京キャンパス

 福井新聞と日立京大ラボの共同研究プロジェクト「ふくい×AI 未来の幸せアクションリサーチ」を知った福井大学4年の八杉有飛さん(21)=福井県坂井市=が、未来の分析に活用する「幸せ」募集のアンケートに協力しようと、手作りのチラシを配布し学生たちに応募の呼び掛けを始めた。「普段は気付かない福井の『幸せ』を、みんなにも考えてもらいたい」と話している。

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 プロジェクトは、本紙創刊120周年記念の取り組みの一環で3月に始動した。福井の暮らしで感じている「幸せ」を幅広く募り、地域の各分野で活動する有志によるワークショップで体系化。AI(人工知能)のシミュレーションで導き出された未来のシナリオの分析を経て、幸せの実感を高めるために必要なアクション(行動)の提言を目指す。

 八杉さんは3月、インターンシップで国際協力機構(JICA)本部を訪れた際、プロジェクトのクリエイティブディレクターを務めるJICA職員の高野翔さん(36)=福井市出身=と面会。「大好きな福井の幸せを探る取り組みに自分も参加したい」と協力を申し出た。

 高野さんを通じ提供されたプロジェクトのロゴを使い、アンケートの応募フォームにアクセスできるQRコード入りのチラシを自宅のパソコンで作成。17日は約200部を自費で印刷し、昼休みに食堂に集まる学生たちに手渡した。SNSでも情報を発信。これから仲間を集めながら、締め切りの5月24日をにらんで活動を続けていくつもりだ。

 福井で感じられる幸せは「ローカルならではの人の温かみが関係しているのでは」と八杉さん。自身が応募した際に幸せの背景に思いを巡らせ、「今まで福井で過ごしてきた自分の人生を見つめ直すきっかけにもなった」という。「自分たち若い世代が未来の福井をつくっていく。多くの人に応募してほしい」と呼び掛けている。

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