駅前で活動する橋本侑樹さん=4月4日、東京都渋谷区

 アイドルグループ「仮面女子」のメンバー「桜雪」として活動していた橋本侑樹さん(26)が4月14日、東京都渋谷区議選(4月21日投開票)に出馬した。アイドルをしながら東大を卒業した後、政治に問題意識を持ったという橋本さんは「みんなが政治に期待して、声を上げられるような社会にしたい」と選挙戦に挑む。

 「よろしくおねがいします」。4月上旬の朝、渋谷区の駅前。黄色のコートを着た橋本さんが笑顔でチラシを配る。足早に立ち去る人が多いが、中にはチラシを受け取り、握手する人も。橋本さんは「少しずつ、慣れてきました」と笑う。

 歌うことが好きだった橋本さんは、高校3年の時、芸能事務所に入った。芸能活動と並行して受験勉強にも取り組み、2012年に東大入学。ただ、当時は「政治にそれほど興味はなかった」と振り返る。

 政治と接点を持ったのは、大学卒業後。18歳選挙権が適用された16年、「選挙行こうぜ!」という曲を歌った。東大卒アイドルとして取材などで意見を求められる機会が増え、政治について勉強するようになった。

 その後、小池百合子知事が立ち上げた政治塾にも参加。当時使っていた眼鏡が縁で観光大使に就任した福井県鯖江市を訪れ、まちづくりの面白さを知ったのも後押しとなり、2018年秋、政治家を目指すことを決意。19年3月に仮面女子を卒業した。区議選には地域政党「あたらしい党」から立候補した。

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