木のぬくもりがあふれるJR芦原温泉駅西口駅前広場のデザイン案

 北陸新幹線敦賀開業に向けたJR芦原温泉駅周辺整備で、福井県あわら市は4月9日、観光案内所や屋根付きの多目的広場を設ける西口駅前広場のデザイン案を発表した。市指定の天然記念物「沢・春日神社の大杉」や「大鳥神社の大銀杏」を意識した木のぬくもりあふれるデザインで、駅舎や西口駐車場の外観との一体感を図っている。

 西口広場には、修学旅行などの団体客が天候を問わず待機できる約300平方メートルの屋内スペース「賑わいホール」や観光案内施設、カフェなどを設ける。

 2018年12月から公募型プロポーザルで実施した事業には、県内外の8社が応募。学識経験者ら6人で構成する選定委員会が▽周辺施設や景色と調和したデザイン▽県産材使用の有無▽駅利用者の動線や利便性に配慮しているか-などを審査し、木下設計(福井県福井市)に決まった。

 デザイン案では、大屋根を支える柱は樹木をイメージし、柔らかな光が差し込む森の中にいるような空間を演出。柱には県産材をふんだんに使用する。整備計画のコンセプトである「和心」が感じられるよう、柱の上部を内部から間接照明で照らし、ぼんぼりを表現する。

 今後、月内に庁内に部局横断の活用検討チームを組織し、賑わいホールや広場の活用法を検討していく。デザイン案をもとに19年度に基本設計、20年度に詳細設計を行い21年度に着工、22年度内の完成を目指す。総事業費は約10億円。

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