サーモント(右上)などアメリカンオプティカルの復刻モデル=福井県鯖江市水落町2丁目のブロスジャパン

 眼鏡枠企画販売のブロスジャパン(本社福井県鯖江市水落町2丁目、浜田謙社長)は、1833年創業で世界最古の眼鏡メーカー、米国のアメリカンオプティカル(AO)のフレームを復刻し、発売した。1940~50年代に誕生し現代でも広く商品化されている「サーモント」など3モデル。それぞれの名称の商標も取得した。

 ブロスジャパンは2001年、AOの日本総代理店として創業。当時、AOはサングラスしか生産しておらず、浜田社長は眼鏡の開発も手掛けた。その経験を生かし、05年には自社ブランド「BJクラシックコレクション」を立ち上げた。

 今回はブランド設立15年を記念し、「現代の眼鏡の原点」(浜田社長)という3モデルを復刻した。

 「サーモント」は、眉をなぞるようにフレームの上部だけにプラスチックを用いている。1950年代、眉が薄かった米軍のモント将校が、威厳を高めるような眼鏡の開発をAOに依頼したのがきっかけという。60年代以降は日本でも流行。同様のモデルが多く商品化され、「サーモント」の名称は、モデルの総称として使われるケースもある。

 「サンプソン」はメタルフレーム。枠は細く耐久性が低く見えるが、レンズとレンズの間のブリッジ部分は二重になっており、強度は高い。その力強いイメージから、米海軍の英雄サンプソン将校の名が付けられたという。

 「ジャズ」は、多くのジャズミュージシャンに愛用されたプラスチックフレーム。

 メタル部分にはチタンを使い、最新のプレス技術で加工した。一方で、一部のメタルには合金、プラスチックにはセルロイドと、当時と同じ素材を使用した。浜田社長は「偉大な先駆者の後を職人たちと追い、ものづくりの本質が宿った作品に近づけることができた」と話している。

 3モデルとも色違いなど10種類前後を用意。小売価格は3万6千円~4万2千円(税別)。福井県内では、鯖江市の田中眼鏡で扱っている。

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