【ゆるパブ】制限だらけの公園が生む新しい遊び

こんにちは!ゆるパブメンバーの千葉です。今回は僕が福井県民になって感じた“都市と地方の放課後の違い”についてです。ミラクルエレファンツを引退してからずっと、“野球を教えない野球レッスン”というものを東京で個人的に運営していて、小学生を対象に野球をツールとして外で遊びまわっていますが、福井に引っ越し過ごしていて福井の子供たちの環境と、東京の子供たちの環境を比べると、違いがたくさんあることに気づいたんです。例えば、遊び場所には大きな違いがあります。

■遊ぶ場所がない都心

“野球を教えない野球レッスン”は、代々木公園やその近くにある公園を使っていますが、原則野球・サッカーは禁止です。ボールが危ない、バットが危ないなど東京はボールや道具を使って遊べる場所がどんどん少なくなっています。というかほぼない。

僕が小学生だった30年前は、放課後の校庭も解放されていて道路で野球したり、校庭でサッカーしたり近所のカミナリオヤジ(笑)に怒られながらでも遊べる環境がありました。

放課後に駄菓子屋さんによって、日が暮れるまで外で遊んだ記憶がある世代のかたも多いと思います。それくらい外で遊ぶことになにもと言えるほど抵抗はありませんでした。(抵抗があったのは先ほどもでた近所のカミナリオヤジ(笑)ですけど、そんな人たちがいてくれたからこそ地域の安全が守られていたわけですよね)

住居が増え住民が増えるのと反比例するように遊び場所が減り、遊びにも制限ができ始めます。それに合わせて気軽に遊べるゲームボーイのような(今では任天堂DSやPSPみたいな?)ものが普及して、公園で走り回らず座ってゲームをする子供たちが増えました。

昔のメンコやベーゴマが、デジタルゲームに変化して子供たちの遊びの環境はアウトドアからインドアへ移行し、環境もなく制限が厳しい外遊びも自然と減るようになりました。

場所が狭まれば当然、遊ぶ内容も限られてきます。それに比べて福井県は・・・遊ぶところだらけ(笑)「子供にとっては最高な場所」そう思いました。が、考え方を変えてみるとどちらにもメリット、デメリットがみえたんです。

■考えるか考えないか

子供を自然あふれる場所で育てたい。そう思って福井県民になり、その通りに子供たちは毎日遊びまわっています。東京では当たり前じゃない遊び場が目の前に当たり前に広がっている。最高じゃないか!と思いながら東京で野球レッスンをすると、遊び場が限られた中でもメリットがあることに気づきました。それは、子供たちが“考える”ということ。野球を教えない野球レッスンの狙いと同様、「今ある資源の中で、どうやって遊び、どんなものを作り出すのか?」を考える。そうしないと効率よくそして楽しく遊べないんです。だから子供たちが思いっきり考える。

ボール、バットを使えなければなにをするか?場所がなければどこでどんなことをするか?

これを考えることで新しい遊びが生まれたり、遊びの中に子供が考える突拍子もないルールが作られたり。まさに新しいスポーツが誕生するかのようなワクワクがそこにはあるのです。

例えば、アメフットの柔らかいボールを使ってキックベースをする場合、その場所に合ったルールを子供たちが考えます。狭いので、どうしても新たなルールを考えなきゃいけないからです。野球禁止の中で野球を教えるのは難しい。でも野球に通じるなにかを探すのには最適な環境とも言えるわけです。実際子供たちは、自分たちで作ったルールの遊びを思いっきり遊ぶんです。日が暮れても遊んでる。やらされてるわけではなく、自分たちで考えて自分たちの意思でやってるから楽しいんですよね。

この“考える”作業というものが“制限”という一見マイナスなことの中から生まれました。考えた結果「家で遊ぶ」を選択する子もいるんですけどね(笑)

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