福井県知事選で初当選を果たし今後の抱負を語る杉本達治氏=4月7日、福井県福井市の福井新聞社

 福井県知事選で初当選を果たした杉本達治氏(56)は4月7日夜、福井新聞社を訪れ、吉田真士社長らに抱負を語った。保守分裂で県内が二分されたことについて「今から融和を図る」と強調。政策面では4年後の北陸新幹線敦賀開業へのまちづくりとともに、新大阪までの早期の全線開業に尽力することを誓った。聞き手は安達洋一郎執行役員編集局長。

⇒福井県知事選・県議選の開票結果

 ―出馬表明から半年で、5選を目指す現職を破った。現在の心境は。また勝因をどう分析しているか。

 「県内を2万4千キロ歩き、草の根で皆さんから聞いた声を一つ一つ政策にし、それを訴えてきた。それが皆さんのところに届いたのだと思う。これまで手を引っ張ったり、背中を押してもらったりした支援者や市町議員、首長らに感謝したい」

 ―新知事として、まずどのような課題に取り組むか。

 「県の行政の在り方を変えていく。これまで『徹底現場主義』と言っているが、職員が現場に出て課題を認識し、責任を持って仕事が進められるようにしていきたい。県と市町、国会議員、企業のコミュニケーションをスムーズにし、県全体として力が発揮できるようにする」

 ―現職の西川一誠氏(74)との間で自民県議らの支持が分裂した。経済団体や労働界は西川氏を支援し、県内を二分した戦いだった。

 「県内の議論は二分したと思うが、県民の心を二分するまでの状況ではなかったと思っている。ただ楽観視はしていない。これでノーサイドにする。福井が一つになることを皆さんが求めているので、責任を持って融和を図りたい」

関連記事