新チームになってJFL昇格を目指す福井ユナイテッドFC

 サッカーの北信越リーグ1、2部は4月7日、開幕する。福井県勢は1部で、サウルコス福井を引き継いだ福井ユナイテッドFCが“3連覇”を目指し、悲願の日本フットボールリーグ(JFL)昇格を狙う。昨季4位の坂井フェニックスは新監督を迎え、JFL昇格に向けて上位進出を目指す。2部の大野FCは1部への復帰が目標。開幕戦は福井ユナイテッドが'05加茂FC(新潟)、坂井はFC北陸(石川)とそれぞれホームで、大野は長岡ビルボード(新潟)とアウェーで迎える。

 福井ユナイテッドFCは県勢初のJリーグ入りへ、JFL昇格をつかみにいく。サウルコス福井でリーグ2連覇した望月一仁監督は3季目の今季、「前進力」をテーマに壁を突破する覚悟だ。

 サウルコス時代の主力が多く残る中で、2、3年目の選手の成長が著しい。MF吉田旭陽はボール回収率、パスとも安定感が出てきた。DF木村健佑もサイドバックとして力を伸ばす。昨季はけがで調整が遅れた高さがあるFW中筋誠も好調。JFLやJ経験者ら新戦力にも期待が掛かる。

 アグレッシブなサッカーを目指す上で「守備も攻撃も起点になってもらう」とFW陣に要求。2年連続でリーグ得点王だったエースが抜けたが、運動量のあるFW山田雄太、得点力が高いFW金村賢志郎らを軸に堅守から細かいパスワークで攻めたい。

 運営母体が新設され、チーム名も一新。DFだった川邊裕紀がコーチになり体制も強化。望月監督は「今までにない盛り上がりを感じている。この熱さを維持したまま、昇格につなげたい」と意気込んでいる。

■帰ってきた坂井優介

 福井からJリーグを目指すチームに2年ぶりに福井県出身の選手が戻ってきた。坂井フェニックスから福井ユナイテッドFCに移籍したMF坂井優介=丸岡高校出身=は「チームと福井をつなげるのが自分の役割と思っている」と新たな気持ちで臨む。

 坂井は2012~16年にサウルコス福井に在籍した。気持ちを前面に出し、運動量と正確なキックで得点やチャンスメークで活躍した。

 県内は高校や大学を卒業してサッカーを続ける選手が少ないと感じている。「福井の子どもに夢を与える、かなえられる場所をつくりたい」という思いが根底にある。

 33歳。ベテランになった。坂井は「戦力として声を掛けてもらったときは驚いた。2年のブランクはあるが、最後まで諦めないプレーをみせたい」と闘志を燃やす。

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