「日本の政治はゆっくり変わる」と話すパトリック・ハーランさん=東京都港区の明治記念館

 ―昨秋、パックンが出した著書「『日本バイアス』を外せ!」(小学館)に「投票に行かなければ罰金」という国が紹介されていましたが、例えばあらかじめ千円くらいを国民から集めて投票所で還付するような方法があっていいと思うんですよ。「投票したら返します」みたいな。

 それ、いいですね。携帯電話会社のキャンペーンなんて、アイスクリーム配るだけで長蛇の列ができますからね。それがコンビニでも投票できるようになると良いですね。マイナンバーカード持ってコンビニでね。

 ―統一地方選がまもなく始まる福井の政治にひとこと。

 福井県のみなさん、まず投票して政治に参加してください。そうして初めて自分の知事、自分の県政というふうに受け止められるんじゃないですか。「これは自分の政府だ」と思うことが大事ですよね。たとえ票を入れた人が当選しなかったとしても、それは、議会で議案を通せないことや、会社の会議で企画案が通らないことがあるのと同じです。とりあえず、声を一票に込めて投じるだけでも一定の効果があると思う。日本の政治では、与党が野党のいい案を取り込むことが少なくありません。対立する候補のどこが支持されているのか、候補者は常に見ているはずです。

 住んでいたから分かるのですが、日本の良さは福井に集中しています。特に好きなのは3世代で暮らしていて、共働きで、体力、学力が高い、こういうところ伸ばしたいですよね。

 これから人口が減少するのは確実だし、全国的に過疎化が進むのは間違いない。でも生き残る強みが福井にはあります。厳しい取捨選択をしなければならないでしょう。それができるリーダーはいると思っています。

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 パトリック・ハーラン お笑いコンビ「パックンマックン」のパックン。1970年生まれ。米国コロラド州出身。ハーバード大卒。福井県福井市内の英会話学校で講師を務めた。ニュース番組のコメンテーターや雑誌コラム執筆など活躍中。福井県のふくいブランド大使、福井市観光大使。

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