客席と一体となって盛り上がった武生商高吹奏楽部の定期演奏会=3月31日、福井県越前市文化センター

 「日本一ファンキーな吹奏楽部」と呼ばれる福井県の武生商業高校吹奏楽部の定期演奏会が3月30、31の両日、福井県越前市文化センターで開かれた。同部を指導してきた植田薫教諭(60)が今春で定年退職を迎えた節目に、県内の“有名ファンクバンド”がゲストで登場。メンバーと部員が一体となって歌って踊れる熱い演奏で満員の観客を沸かせた。

 年度末の定期演奏会は1年間の活動の集大成。第一部では難易度の高い現代曲、作曲家の下田和輝さん(岩手県出身)が同部のために書き下ろした15分を超える大作などを演奏。6年連続全日本コンクール出場の実力を披露した。第二部では、福井国体の音楽隊として演奏した曲などで1年の思い出を振り返った。

 第三部は同部の真骨頂となるファンキーステージ。植田教諭が“もう一つの顔”として36年間続けている福井の重鎮バンド「ニュービーズ」がゲスト出演、植田教諭はメーンボーカルの「JBオルガ」として指揮棒をマイクに持ち替えた。

 派手な衣装に身を包んだ植田教諭のノリノリの歌やかけ声に合わせ、部員たちも楽器を上下左右に振って踊りながら演奏。定年を迎えた植田教諭が、ステージから家族に感謝の言葉を贈る場面もあった。終盤は大ホールを埋めた満員の観客も総立ちになり、ファンクのリズムに乗って音楽の楽しさを満喫していた。

 植田教諭は4月からも再任用で同部の指導を続ける。

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