新元号を発表する菅官房長官=4月1日午前11時42分、首相官邸

 政府は4月1日、「平成」に代わる新元号を「令和(れいわ)」と決定した。今の天皇陛下が改元政令に署名され、同日中に公布。4月30日の天皇陛下退位に伴い、皇太子さまが新天皇に即位する5月1日午前0時に施行される。皇位継承前の新元号公表は憲政史上初。出典は「万葉集」で、中国古典でなく、国書(日本古典)から採用したのは確認できる限り、初めて。「大化」(645年)から数えて248番目の元号で、1979年制定の元号法に基づく改元は「平成」に続いて2例目となる。

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 改元は天皇一代に一つの元号とする「一世一元」制が採用された明治以降、天皇逝去に伴う皇位継承時に行われてきた。今回は退位特例法に基づき、逝去によらない改元となる。

 元号選定手続きは平成改元時を基本的に踏襲した。政府は元号候補名の考案を依頼する専門家数人を「国文学、漢文学、日本史学、東洋史学」の分野から選び、3月14日付で正式委嘱。候補名から数個の原案に絞った。

 1日にはノーベル賞受賞者の山中伸弥京都大教授ら有識者9人による「元号に関する懇談会」を首相官邸で開いて意見を聞き、衆参両院の正副議長の意見も聴取して改元政令を閣議決定した。

 政府は国会から特例法の付帯決議で「改元に伴って国民生活に支障が生じないようにする」と求められた点を重視。安倍晋三首相は1月の記者会見で、4月1日に事前公表すると表明した。

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