福井県知事選に立候補している(左から)金元幸枝氏、杉本達治氏、西川一誠氏

 4月7日投開票の福井県知事選について、福井新聞社は29~31日の3日間、県内有権者を対象に電話世論調査を行った。前回の序盤調査時(23、24日)に比べ、無所属新人で前副知事の杉本達治氏(56)がリードを広げ、5選を目指す無所属現職の西川一誠氏(74)が懸命に追う展開となっている。共産党新人で党県書記長の金元幸枝氏(61)は苦戦している。ただ意中の候補を決めていない有権者が、まだ3割弱いるため、最終盤にかけて情勢が変わる可能性がある。

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 知事選で誰に投票するかを「決めている」「だいたい決めている」と答えたのは、7割を超えた。

 県内を六つの地域別でみると、杉本候補は「奥越」で6割弱から支持を受けている。「福井市・永平寺町」「嶺南」では約5割に浸透し、「あわら市・坂井市」「越前市・池田町・南越前町」でも4割強に支持を広げる。

 西川候補は出身地域の「鯖江市・越前町」で4割台半ばの支持を獲得したほか、「あわら市・坂井市」「越前市・池田町・南越前町」で4割弱の支持を得ている。金元候補は、いずれの地域でも厳しい戦いを強いられている。

 年代別では、杉本候補が序盤調査時と同様、各年代とも4割以上の支持を受けている。中でも30歳代、50歳代、60歳代では5割強になっている。西川候補は序盤情勢でどの年代でも3割以上に浸透していたが、今回は50歳代や60歳代で2割台となった。金元候補は29歳以下で3割弱に食い込む。

 支持政党別でみると、杉本候補を推薦した自民党の支持者のうち、6割弱が杉本候補を、約3割が西川候補を推している。序盤情勢では杉本候補が5割強、西川候補が4割弱だった。今回、杉本候補が差を広げたものの依然として保守分裂選挙の様相は変わっていない。自主投票の公明党の支持者は6割弱が杉本候補に決め、西川候補を推すのは3割弱に。序盤情勢では西川候補が上回っていたが、逆転した。

 野党では共産党支持者の8割近くが金元候補を意中の候補に挙げた。このほか、立憲民主党支持者では杉本候補を、国民民主党と日本維新の会、社民党の支持者では西川候補を推す割合が高い。

 支持政党なしの無党派層では杉本候補、西川候補がともに3割台の支持を獲得するなど、競り合っている。

 【調査の方法】29~31日の3日間、県内の有権者を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施。816人から回答を得た。
 

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