「日本を再び世界に誇れる国にしたい」と話す小原涼さん=福井新聞社

 ―今度の統一地方選が18歳になって選挙権を持つ最初の選挙になりますが、投票に行きますか?

 何月でしたか? 知事選の投票が4月7日なら、福井にいれば投票に行きます。東京に移転する会社の準備が忙しくて、卒業後の数カ月の予定が見えていないので。

 投票とかしても、一国民としてしかカウントされないじゃないですか。プライドが超高いわけではないけれど、それなんか嫌なんですよ。選択制で自分の意見を直接は言えないし、投票したところですぐ変わるわけでもない。でもやっぱり1人の投票が100人、千人になると変わってくるので、小さなアクションでも投票には行きたいですね。それほど優先度が高くないのは、自分の夢を実現した方が変えられる自信があるから。

 ―10代、20代の投票率が伸び悩んでいます。なぜだと思います?

 過去の有権者たちのせいだなってひそかに思っています。例えば、どの党がどんな政治をしているとか、この党が僕は嫌いとか、本当の政治の話になったときに、大人は子どもに「やめときなさい」ってなるんですよ。「子どもは大人の世界に入ってくんな」みたいな拒絶反応が割とあって。それで、18歳になったら「ウェルカーム」みたいに投票しなさいって言われても分かるわけがない(笑)。子どもが関心を深めることを大人が拒絶してきたから、興味を失ってしまったんじゃないかな。

 ―「シルバー民主主義」という言葉がありますね。高齢者の投票率が高いから、政治家も高齢者向けの政策にしか重点を置かなくなる。危機感はないですか。

 僕の夢をベースにした場合、やっぱり危機感はあります。日本の生産人口が減っているのはそれだけでハンディで、多くのおじいちゃん、おばあちゃんを支えていくには、一人一人の稼げる力、経済力を上げていかないといけない。今の若い人は本当はSNSとかやってる暇なんかなくて、一人一人がスペック(能力)を高めていかないと、日本ってやばいと思うんですよ。だから若者に挑戦させないといけないのに、そういう環境がつくられにくくなっている。

 ただ、客観的に地球全体を見れば、日本が挑戦できる環境じゃなくても別に良くね? っていう視点もあります。中国とかアメリカとかに移住してやっちゃえばっていう。で、日本は逆に、外国人が年を取ったら移住するような高齢者向けの“テーマパーク”になっていく。そういう面白い考え方に立てば、僕はもうどんどん高齢者向けの政治をやってくださいという感覚。生きづらくなった若者がどんどん外に出ちゃえば、日本が面白い国になるんじゃないかな。

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