雨天中断中にアルプス席のごみを拾う啓新の選手=3月30日、甲子園

 第91回選抜高校野球大会第8日(3月30日、甲子園)の啓新(福井)-智弁和歌山。あいにくの雨は次第に強まり、二回を終えた午後3時半頃、試合は一時中断に。アルプス席の応援団が屋内に退避する中、野球部員だけがごみ袋を片手に再び外に戻っていった。

 強い雨が背中に打ち付ける中、人がいなくなった席を回り、座席の下に隠すように置かれた弁当や軽食のプラスチックトレー、飲みさしのペットボトルなどを手際よく回収。行動に気付いた父兄や生徒も協力し、あっという間にぱんぱんのごみ袋が12袋積まれた。

 初戦でアルプス席に入った際、前の試合の観客が大量のごみを置いて帰っていることに気付き、自主的に拾うことにしたという。2年生の選手は「球場は大切な場所。ごみは必ずごみ箱に入れてほしい」と呼び掛けていた。

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