3月27日午後0時半ごろ、福井県南越前町新道の北陸自動車道下り線の敦賀トンネル内で、天井付近に取り付けられているスプリンクラーから誤って放水された。約50メートルにわたって霧状の水に覆われ、視界を遮られた乗用車2台と大型トラック1台が絡む追突事故が発生した。先頭の乗用車に乗っていた30~40代の女性3人と6~11歳の男児5人が軽いけがを負った。事故当時、現場近くでスプリンクラーなど非常用設備の更新工事が行われており、中日本高速道路金沢支社は誤放水した原因を調べている。

 大型トラックと後続の乗用車をそれぞれ運転していた男性にけがはなかった。ともに同乗者はいなかった。

 同支社によると、工事は同支社の委託を受けた東京都の業者が行っていた。誤放水されたスプリンクラーはトンネル入り口から約1キロ付近にあり、高さは約5・7メートル。トンネル内は1車線に規制され、3台はいずれも追い越し車線を走っていた。

 事故当時、業者は入り口から約700メートル付近で工事を行っていた。通水確認のため作業員がバルブをひねったところ、工事現場から約300メートル離れたスプリンクラーからいきなり水が出たという。同支社は原因を調べている。通行止めの措置はとらなかった。

 工事は2018年5月22日に始まった。今年11月12日に終える予定だったが、同支社は原因が分かるまで工事を中断する。「誤放水で事故を発生させてしまい、深くおわびします。原因究明を図るとともに、再発防止に向けた対策を実施したい」とのコメントを発表した。

関連記事