京都大の男性教授の論文が掲載された科学誌サイエンス。不正が疑われる図は右のページの一番下=14日、東京・東新橋

 京都大の男性教授(地震地質学)が2016年10月に米科学誌サイエンスで発表した同年4月の熊本地震についての論文を巡り、引用した図の改ざんなど複数の不正があった疑いがあるとして京大が内部調査を進めていることが25日、複数の関係者の話で分かった。京大は26日にも結果を公表する見通し。

 論文では、熊本地震で地表に現れた地割れや亀裂を調査した結果、阿蘇山のカルデラ(陥没地形)で新たに断層が生じ、マグマの通り道となって噴火が起きる可能性があると主張していた。

 男性教授は論文で、東京大教授らが作成した地下の断層の状況を推定した図を引用している。

関連記事