世界各国の料理が楽しめる「神戸クック・ワールドビュッフェ」。集客に大きな効果をもたらしている=福井県福井市のパリオシティ

 「このまま運営していくのは厳しい…」。ショッピングセンター(SC)「ラッキー」(福井県永平寺町)を運営する協同組合松岡ショッピングセンターの川中幸雄理事長は、遠くを見つめてつぶやいた。今年オープンから42年目を迎え、現存する福井県内のSCで最も歴史のあるラッキーは、2月下旬に核テナントのスーパー「バロー」が撤退した影響で、閉店せざるを得ない状況に追い込まれている。

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 ラッキーに限らず、全国のSCや百貨店の多くが苦境に立たされている。日本ショッピングセンター協会によると、2018年の北陸(新潟県含む)のSCの売上高は前年比0・6%減で、07年から前年割れが続いている。

 SCや百貨店で特に不振なのは、衣料品といわれる。通販サイトのほか、ファストファッションと呼ばれる低価格の衣料品を販売する店舗の人気に押されている。県内SCの関係者は「昔は衣料品で集客していた。そこから脱却できずにいるのが、今の不振の一因だろう」と認める。

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