イラスト・小林孝文

 トイレトレーニングを始めるのに最適な時期は、個人差が大きいです。「○歳になったから」や「○○ちゃんが始めているから…」といって開始すると、うまくいかないかもしれません。開始する目安は以下の3点です。

 (1)おしっこの間隔が2時間以上空く

 (2)「しっこ、でた」など言葉やしぐさで排尿を伝えられる

 (3)おしっこがぼうこうにたまる感覚や実際に出たことが分かる(もじもじするなど)

 子どもにとってトイレは未知の場所。パパやママが実際に「トイレでおしっこしてくるね」などと言ったり、トイレをテーマにした絵本などを読み聞かせたりして興味を持たせましょう。

 おしっこが出そうなサインが見られたら、「おしっこ出るかな?」と声をかけ優しくトイレに誘ってみて。そして、できたらたくさんほめてあげましょう。こうしてトイレで出すことを覚えていきます。失敗しても怒らず、出ない時は長居せず、早々に引き上げることも大切です。

 慣れてきたら、子どもから「おしっこ行く」と言い出すのを待ってみて。間に合わず漏らしてしまうこともあるかもしれませんが、怒るのは禁物。「教えてくれてえらかったね。次はトイレでできるといいね」とほめ、励ましてあげてください。

 最大のポイントは「焦らない」「怒らない」「親子で楽しむ」です。親の焦りは必ず子に伝わってしまいます。いつかは必ず成功するというおおらかな気持ちで取り組みましょう。(玉村宗一/福井県小児科医会)

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