三陸鉄道リアス線の開通を前に、大漁旗や横断幕が掲げられた織笠駅で手を振る近隣住民ら=23日午前、岩手県山田町

 東日本大震災から8年。待ちに待った三陸鉄道リアス線の開通に各駅や沿線では23日、復興を願う「大漁旗」やのぼりが掲げられ、祝福ムードに包まれた。岩手県沿岸は震災の津波で壊滅的な被害を受け、住宅再建は進むが、空き地も多いまま。住民からは「にぎわいが戻ってくれたら」と期待の声が上がった。

 津波で住宅が流され、高台に新築移転した山田町の織笠駅では、早朝から地域の人たちが集まり色とりどりの大漁旗を掲げた。三陸沿岸で「福来旗」と呼ばれる大漁旗は、復興と希望の象徴だ。

 自宅を駅近くに再建した昆清さん(69)は「車を運転しない高齢者にとって買い物が便利になる」と話した。

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