史上最大のロケット「サターンV」を見学し、大きさに驚く中学生=3月21日、米フロリダ州のケネディ宇宙センター

 【フロリダ21日=福井新聞】宇宙開発の最先端を学ぼうと米国を訪れている福井県内の中学生10人が現地時間の3月21日、南部フロリダ州にある米航空宇宙局(NASA)ケネディ宇宙センターを見学した。中学生はスペースシャトル「アトランティス」や大型ロケットの実物などを間近で見て、米国の宇宙開発の軌跡や規模の大きさを実感し、宇宙を舞台に働く夢を思い描いた。

 中学生の米国派遣は、県内企業などが目指している超小型人工衛星の打ち上げと、2019年6月に福井市で開かれる航空宇宙の国際会議の機運醸成に向けた県の人材育成事業。一行は日本時間の19日に日本を出発した。

 ケネディ宇宙センターは米国の宇宙開発の重要拠点。約580平方キロという広大な敷地に、ロケットの発射台や管制施設、観光客向けの展示施設などがある。展示施設の目玉であるアトランティスは、スペースシャトルの一つとして33回打ち上げられた。大飯中2年の生徒は「宇宙に行って帰ってきた実物が見られるなんてすごい」と感激した様子で話していた。

 アポロ計画に使用された世界最大のロケット「サターンV(ファイブ)」(全長110メートル)の実物や、ロケットの発射台も見学した。生徒は「日本では見られないものばかりで貴重な体験。見て感じたことを生かして、将来宇宙の仕事に携われたらいいな」と話していた。

 一行は今後、ワシントンのNASA本部や宇宙航空研究開発機構(JAXA)の事務所を訪れ、25日に帰国する。

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