福井県知事選に立候補した3氏のポスター=福井県福井市内

 2023年春に福井県敦賀市まで延伸する北陸新幹線は、観光など県内経済の起爆剤になるとの期待は大きい。南越駅(仮称)周辺のまちづくり計画を決める越前市の策定委員会に加わっている仁愛大2年の20歳女性は「自分は都会より田舎派。観光客が増えすぎて福井の自然や文化が損なわれるのは困る。豊かな緑の中にある新幹線駅が理想」と話す。新幹線が延伸しても「駅につながるバスや電車が充実しないと県民には不便では」と、2次交通の重要性を指摘した。

 延伸を「すごくポジティブにとらえている」と話す県立大大学院1年の男性(24)は「もっと恐竜ブランドを生かして、観光客を取り込んでほしい。福井駅近くに、もう一つの恐竜博物館をつくり、観光客が気軽に化石と触れ合えるようになれば」と提案した。

 「活性化への期待より、焦りの気持ちが大きい」と話すのは敦賀市のバーで働く21歳男性。「訪れる人が増えても、受け入れる準備ができていないといけない。でも今の敦賀駅前は閑散としている。飲食店などの商売をしたい人を支援する制度があればいいと思う」

 一方、福井市の男性(29)は「延伸はあまり好ましく思っていない」と話し「高齢化が進み、車を運転できなくなる人が増える世の中で、新幹線より地域の交通インフラを充実させることこそ大切」と主張した。

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