クラウドファンディング「ミラカナ」で支援を呼び掛けている井坂裕之さん=福井県南越前町

スタジオで歌う井坂裕之さん

 この奇跡の一粒よ ありがとう―。視覚障害のある整体師井坂裕之さん(61)=福井県南越前町=が、障害に負けず前向きに生きてきた経験を基に作詞し、自ら歌う曲のCD化を目指している。福井新聞社などによる福井県に特化したクラウドファンディングサービス「ミラカナ」で支援を募り、「今回を契機にシンガー・ソングライターとして活動していきたい」と意気込んでいる。

 【支援はこちら】失明宣告を受けた私。思いを込めた歌をCD化して届けたい!

 井坂さんは若いころから両眼に視野狭窄があり、約30年前には眼科医から「失明宣告」を受けた。その後、失明には至っていないが、症状は徐々に進んでいるという。

 歌うことで、つらい経験ややりきれない思いを発散してきた。今回CD化を目指す「未来への約束」は2003年に作詞した。希望や夢を後押しする内容で、当時はカセットに録音。18年8月、井坂さんが支援している歌手と共に出演した県内のラジオ番組で放送されると、リスナーから思いがけずCD化を期待する声が寄せられた。

 20代の時に「NHKのど自慢」で優勝したり、芸能事務所に誘われたりするなど、歌唱力は折り紙付き。「今の声で歌ってみたら」と後押しを受け、本格的なCDの制作を決心した。「1人でも多くの人に、曲に込めたメッセージを伝えたい」と話している。

 ミラカナでは4月19日まで支援を募っている。目標額は100万円で、レコーディング費用などに充てる予定。金額に応じてCDやDVDなどのリターン(返礼)がある。

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