福井県知事選に立候補した3氏のポスター=福井県福井市内

 統一地方選の幕開けとなる福井県知事選が3月21日告示され、共産党新人で党県書記長の金元幸枝氏(61)、無所属新人で前副知事の杉本達治氏(56)=自民党推薦、福井維新の会推薦、5選を目指す無所属現職の西川一誠氏(74)=立憲民主党県連合支持、国民民主党県連支持、社民党県連合支援=の3人が立候補し、17日間の選挙戦に突入した。3氏は第一声で原発やふるさと活性などをテーマに声を張り上げ、支持を訴えた。

 自民は杉本氏を推薦したものの、一部は西川氏を支援しており、保守分裂選挙となった。29日告示の県議選とともに4月7日に投開票される。

 金元候補は午前9時から、福井市二の宮5丁目の事務所前で第一声を上げた。消費増税と9条改憲反対を掲げ、「原発再稼働を認めず、全ての廃炉を訴えたい。原発はきっぱりやめる」と主張した。

 杉本候補は午前8時半すぎから、福井市のエルパ駐車場で出陣式。自ら先頭に立って企業誘致を進めるなどと強調した上で、「福井は、新しい時代を切り開かなければいけない」と声を上げた。

 西川候補は午前8時半から、福井市の福井南郵便局近くで出陣式に臨んだ。幸福度日本一や国体総合優勝など実績を披露し「経験と実績、実行力を駆使し、責任を持って仕事をやり遂げる」と訴えた。

 3氏による争いは2003年春以来。金元氏は原発政策などで対立軸を鮮明にする。杉本氏は「若さと行動力」を前面に押し出し、西川氏は4期16年の実績を強調する。ただ、杉本、西川両氏は、原発への姿勢や4年後に控える北陸新幹線敦賀開業を見据えた政策に大きな違いはみられない構図になっている。

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