福井県知事選への出馬を表明している現職の西川一誠氏(左)、前副知事の杉本達治氏(中)、共産党福井県書記長の金元幸枝氏(右)

 統一地方選の幕開けとなる福井県知事選が3月21日、告示される。5選を目指す無所属現職の西川一誠氏(74)=立憲民主党福井県連合支持、国民民主党福井県連支持、社民党福井県連合支援、前副知事で無所属新人の杉本達治氏(56)=自民党推薦、共産党福井県書記長で新人の金元幸枝氏(61)の3氏が立候補の準備を進めている。29日告示の福井県議選とともに、4月7日に投開票される。

 ⇒県知事選と県議選4月7日に開票速報

 ⇒【D刊】福井県知事選の動向詳しく

 西川氏と杉本氏による保守分裂選挙となる公算が大きい中、金元氏が両氏との政策的な対立軸を打ち出して挑む構図となる見通し。前回知事選の投票率は過去最低の48・59%。今回は選挙権が18歳以上になってから初の知事選となり、若者の動向を含め投票率に注目が集まる。

 西川氏は、健全財政の堅持と行政サービス向上の両立などに取り組んできた4期の実績を強調し、政治の安定と継続を訴える構え。福井県経団連と連合福井が労使でタッグを組んで支援態勢を整える。

 杉本氏は、「若さと行動力」をキャッチフレーズに県政運営の刷新を打ち出す。自民福井県連や福井県農政連などの支援を受け、県内市町ごとに立ち上げた後援会などを足掛かりに支持を広めたい考え。

 金元氏は、自民の推薦手続きで争った西川、杉本両氏を「政策の方向が同じ勢力同士の争い」と批判。反原発や国民健康保険税の負担軽減などを訴え、自公政権との対決姿勢を鮮明に浸透を図る。

 知事選は11道府県で告示され、福井、島根、徳島、福岡の4知事選は、自民党支持層が割れる保守分裂となりそう。知事選とともに41道府県議選、6政令市長選、17政令市議選が前半戦となる。後半戦の一般市区長、市区議、町村長、町村議選は、衆院大阪12区、沖縄3区の補欠選挙とともに21日投開票(一部翌日開票)で実施される。

関連記事