金元幸枝氏(左)、杉本達治氏(中)、西川一誠氏(右)

【社会保障】

 ―年金、医療、介護、子育ての社会保障4分野で今後特に力を入れるものは。

 西川氏 福井県は行財政改革を進めながら社会保障に資金を投入しており、日本一水準が高い。みんなが生涯ベストを尽くし、万が一のときは介護などの対応をするような県にしたい。高校3年生までの医療費無償化に取り組むほか、私立を含む高校授業料無償化もマニフェストに掲げている。介護は待たずに施設に入れるようにする。障害者の賃金引き上げ、がん対策にも取り組む。みんなで助け合うことを実現したい。

 杉本氏 医師が足りない、継続して派遣してほしいという声をよく聞く。人材が足りない病院への派遣医師を確保するため「ドクタープール」を設けたい。大切なのは医療と福祉の融合。地域包括ケアをさらに進化させ、健康づくりや病気予防、1人暮らしのお年寄りの生活支援をトータルにしたシステムをつくる。一方で、健康なお年寄りが元気で楽しく暮らせるように老人クラブを応援し、さらに活躍できる社会にしたい。

 金元氏 国民健康保険は今でも高く、払えない人が大勢いる。さらに新年度から大幅値上げの危険がある。安倍政権が財政運営主体を都道府県に一本化し、一般会計から国保会計への繰り入れをやめさせるためだ。1兆円の国費を投入すれば全国健康保険協会並みの保険料に抑えられる。事実上の人頭税のような国保の均等割、平等割をやめ、所得に応じた保険料に変える。大企業や大金持ちの皆さんに応分の負担をしてもらう。

 金元氏 福井県の社会保障水準は高いかもしれないが、ニーズからみると足りない。介護職員は専門職でありながら劣悪な待遇だ。国の責任もあると思うが、自民党推薦を争っていた西川、杉本両氏は国相手にどう臨むのか。

 杉本氏 介護福祉士の処遇改善は引き続き国にしてもらう。離職率が低い施設はいろんな工夫をしている。介護福祉士でなくてもできるようなことを地域にお手伝いしてもらい、環境を良くすることをできるだけ広げたい。

 西川氏 杉本氏も言っていたが、医療と介護のバランスをとる。介護施設にできるだけ負担が掛からないようにしながら、日本一水準の高い介護施設の整備と人材確保を進める。賃金改善も求めつつ全体的に支えるようにしたい。

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