金元幸枝氏(左)、杉本達治氏(中)、西川一誠氏(右)

 3月21日告示の福井県知事選の立候補予定者による公開討論会が16日に福井県鯖江市内であり、現職の西川一誠氏(74)、前副知事の杉本達治氏(56)、共産党県書記長の金元幸枝氏(60)が北陸新幹線などをテーマに持論を訴えた。「北陸新幹線」「社会保障」をテーマに討論した主な内容を紹介する=発言順で掲載。

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【北陸新幹線】

 ―2023年春に北陸新幹線が敦賀まで開業する。考えをうかがう。

 金元氏 金沢―敦賀間の整備に反対はしないが、問題点があり、県民に過大な負担がある。並行在来線については特急も含めて国とJRの責任で存続させ、敦賀―新大阪間についてはこの計画でいいのか、と訴えたい。

 西川氏 特急の並行在来線への乗り入れなどを実現し、観光振興などの計画を展開する。プロスポーツの誕生応援などで楽しみを作り出したい。敦賀開業のころには、新大阪までの工事に着手できるようにしないといけない。

 杉本氏 歴史や文化などをキーワードとし、多くの人を呼び込む。県立恐竜博物館を現在地で拡充し、丹南の伝統産業の産地でネットワーク化したい。さらに関西に早く延伸させ、関西の人の嶺南への移住を進める。

 金元氏 福島第一原発事故を思うと、原発が集中立地する地域に子どもを住まわせたいと思うだろうか。嶺南への移住が進むのか疑問だ。

 杉本氏 原発は減らしていくものだと考えるし、安全を最優先に慎重に対応する。再生可能エネルギーに力を入れ、電気自動車などを活用した環境に優しいスマートタウンを広げる。

 金元氏 西川氏に聞く。新幹線など大型事業にお金をどんどん使うと、生活道路の補修予算などが削られるのが実態なのでは。

 西川氏 新幹線は今後の50年、100年に向けた大事な土台であり、ある程度負担はしなくてはならない。無駄がないようにした上で、地域生活に深く関わる資本整備の予算も確保し、生活の利便性が向上するように努力したい。杉本氏の政策で新しい考えはあるのか。

 杉本氏 スマートタウンをつくるなどの構想は、独自のものだと思う。

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