福井県

 日本政策投資銀行北陸支店は、2018年度の北陸地域へのインバウンド(訪日外国人客)の意向調査を公表した。訪日経験者のうち、北陸を訪れたことがある外国人は9%。北陸全体の認知度は22%で、福井は6%だった。北陸への訪問者は、訪日経験2回以上のリピーターが75%を占める結果となった。

 調査はアジアと欧米豪12地域の海外旅行経験者にインターネットで実施した。

 有効回答は6283人で訪日経験者は45%。このうち北陸への訪問経験は9%(265人)で、台湾からが17%、香港が15%、中国が13%だった。18年のインバウンドは全国で3119万人で、9%相当は281万人となる。

 認知度は訪日の有無にかかわらず、福井は6%で、金沢、富山とも10%だった。地域別にみると、台湾が54%、香港が47%と高かった。

 北陸を訪れた経験のある外国人の訪日回数は、2~3回が34%、4~5回が14%。6回以上は28%に上り、訪日2回以上のリピーターが75%に上った。初の来日で北陸を訪れた外国人も2割あったが、同支店は「何度も日本を訪れないと、なかなか北陸まで足を伸ばしてもらえないことの裏返しでもある」とした。

 北陸訪問経験者の日本滞在は10日以上が最も多く31%。北陸と一緒に訪れた観光地は、東京、京都、名古屋、飛騨高山、富士山が上位に挙がり、同支店は「広域連携がインバウンド取り込みの鍵になる」とした。北陸に来た外国人客の満足点は、全国と比べイベントや祭りの見学、伝統工芸品の工房見学や体験、制作の割合が高かった。

 同支店は北陸訪問は1割にとどまっており「伸びしろは大きい」と説明。「北陸特有の魅力や資源を分かりやすく伝えることが重要。風景や料理、温泉に、文化体験などを掛け合わせ、ブランド力を高めることが観光戦略の一手になる」とした。

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