福井県福井市役所

 福井県福井市は3月14日、本年度の除雪対策費について約4億3千万円を見込んでいると明らかにした。極端な暖冬であったにもかかわらず、本年度当初予算に計上した約4億1600万円をわずかだが上回る事態となりそうだ。市によると、雪が降る前提で準備を進めているため、除雪機械のリース代など固定費が大きくなっているのが理由。

 同日の市議会予算特別委員会で、片矢修一委員(市民ク)の質問に村田雅俊財政部長が答えた。

 福井地方気象台によると、福井市の昨年12月から今年2月までの合計降雪量は42センチで、1953年の観測開始以来2番目の少なさとなった。その結果、3月14日現在、市が市内全域で行う一斉除雪はゼロ、積雪に応じて市内各ブロックで行う部分除雪も4回にとどまっている。

 ただ、市道路課によると、400台以上ある除雪機械のリース代や維持管理費として約2億円の固定費がかかっている。また、本年度は大型の除雪ドーザ1台と小型除雪機1台を計約1900万円で購入。さらに、実際に除雪は行わなかったものの、降雪に備えて業者に待機を指示したケースが複数回あり、委託料がかかっている。

 例年の除排雪経費は約6億7千万円で、超過分はこれまで補正予算で対応していた。しかし、37年ぶりの大雪に見舞われた昨年度は約50億円に膨らみ一般会計決算が赤字となった。19年度予算案には5億8794万円を計上し、年間平均額の6億7千万円に近づけている。

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