今春の福井県知事選への出馬を表明している現職の西川一誠氏(左)、前副知事の杉本達治氏(中)、共産党福井県書記長の金元幸枝氏(右)

 統一地方選の幕開けとなる3月21日の知事選告示まで1週間となった。福井県知事選は5選を目指す西川一誠氏(74)と前副知事の杉本達治氏(56)、共産党県書記長の金元幸枝氏(60)が名乗りを上げ、臨戦態勢に入っている。総務省OB同士で、県庁で上司と部下だった西川、杉本両氏による保守分裂選挙となる見通しの中、金元氏は反原発や大型公共事業中止で政策の明確な対立軸を打ち出している。29日告示の県議選とともに4月7日に投開票される。

⇨D刊に福井県知事選特集「激震知事選」

 西川氏は県経団連や連合福井などから1400を超える推薦を得た。自民党の一部の県議や地域・職域支部も支援する。新マニフェストには、あらゆる境遇の人たちが生涯ベストを尽くせる日本一の共生社会実現に向け、医療・福祉や子育て、教育などの充実を目指す政策を打ち出した。

 杉本氏は自民のほか、県農政連や県建設業協会などの推薦を受けて態勢を整える。政策集では、北陸新幹線など今後整備される高速交通網を活用した移住促進や観光振興、新技術導入による農業振興を掲げる。市町との連携強化など県政運営の手法転換も押し出し、世代交代を訴える。

 2回目の知事選挑戦を表明した金元氏は西川、杉本両氏による異例の対決構図を「政策が同じ。戦う相手は2人だが、一つの勢力との戦いになる」と指摘する。両氏との対立軸として反原発のほか、再生可能エネルギーの促進、国民健康保険税の負担軽減など政策本位での浸透を図る。

関連記事