日本代表の4番に座り、右越えに先制の満塁本塁打を放つ吉田正尚=3月10日、京セラドーム

 日本代表に初選出された福井・敦賀気比高校出身の吉田正尚(オリックス)が初めて4番に座り、先制の満塁本塁打を放って勝利を呼んだ。野球の日本代表とメキシコ代表との強化試合第2戦は3月10日、京セラドーム大阪で行われ、日本代表が6―0で快勝した。吉田は一回無死で豪快に振り抜いて右越えへ運び「しっかり自分のスイングができた。良かったです」と喜んだ。

 立ち上がりに制球を乱して安打に2四球でピンチを招いた相手の先発投手に対し、初球のチェンジアップを見逃した後、2球目の低めの速球を狙い澄まして完璧に捉えた。「初球に立ち遅れたので、真っすぐ一本で思い切りいった」とお立ち台で胸を張った。

 2017年11月に腰の手術を受け、昨季は打率3割2分1厘、26本塁打、86打点と本領を発揮してベストナインに選ばれた。4年目の今季は「打撃タイトル全てを争いたい」と自信をにじませる。

 今回の強化試合を東京五輪に向けて選手を試す最後の機会と位置づけた稲葉篤紀監督は、先制の一発に「勝ちに大きくつながった。素晴らしい打球」と目を細めた。吉田は第1戦でも一回に先制打を放つなど2安打し、オリックスの本拠地で大活躍。国際試合で輝き「日の丸の重みも感じたし、呼んでもらえるように頑張っていく」と力強く意気込んだ。

⇒福井新聞の高校野球特集はこちら

関連記事