福井県知事選の新マニフェストを発表する西川一誠氏=3月7日、福井県庁

 福井県知事選を巡り、現職の西川一誠氏(74)は3月7日、「西川元気ビジョン」と題した新マニフェストを発表した。「あらゆる境遇の人たちが生涯ベストを尽くせる環境をつくり、共生社会日本一の福井県を目指す」とし、4期の実績をベースに県民の暮らしの質をレベルアップさせるための政策を盛り込んだ。

 ▽ひと▽まち▽産業▽県土▽県政―をさらに元気する五つのビジョンと、それを構成する13の政策の柱を掲げた。

 日本一の共生社会に向け、シニアの活躍支援拠点を開設する。障害者に農業分野で活躍してもらって所得向上につなげ、農家も助かる「農福連携」を推進する。女性活躍支援を強化し、県民の夢実現を後押しする「ふくい挑戦応援基金」設立にも取り組む。

 教育・学習環境の向上に向けては、高校生を持つ家庭の負担軽減のため、「公立高校に加えて、私立高校も授業料を無償化」と明記した。

 人生100年時代を見据え医療体制も充実させる。医師や看護師が同乗して現場に急行するドクターヘリの単独導入や小児がん、おおよそ15~39歳の「AYA(アヤ)世代」と呼ばれるがん患者のフォローアップを強化する。日本一の福祉県を目指し、ひとり親家庭の自立支援、介護施設の充実に力を入れる。

 このほか、県内初のプロスポーツ誕生の応援や人口減対策の充実などを盛り込んだ。北陸新幹線などのインフラ整備にも引き続き取り組む。

 県庁で会見した西川氏は「人生100年時代に向け、共生社会の姿を次の4年間ではっきりさせたい。これまでの経験を生かし、責任を持って成し遂げる」と述べた。

 知事選には前副知事の杉本達治氏(56)、共産党県書記長の金元幸枝氏(60)も立候補を表明している。
 

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