花粉飛散の元となるスギ(福井県衛生環境研究センター提供)

 3月に入り福井県内のスギ花粉の飛散量が急増している。福井県衛生環境研究センターによると、3月5日午前9時からの24時間累積花粉飛散量は、1日の数値としては過去10年で3番目。曇りや小雨でも花粉は飛散するため、花粉症の人が外出する際はマスク装着などの対策が必要だ。

 同センターによると、県内では例年、スギ花粉は3月上旬から中旬にかけて、ヒノキ花粉は4月上旬ごろにピークを迎えるという。

 今年は2月20日がスギ花粉の飛散開始日で平年並みだった。しかし、3月2日に24時間累積飛散量が前日の約8倍となる1平方センチメートル当たり花粉489・8個を観測。快晴だった5日は同952・8個が確認され、1日の飛散量としては過去10年で3番目となった。

 6日までの累積花粉飛散量は、1平方センチメートル当たり約2700個で、2018年の3月末並み。17年4月末までの総量をすでに越えた。

 ここ数日、気温の高い日が続いて飛散量が増えた可能性がある。同センターの担当者はマスクや眼鏡の装着、衣服から花粉を払って室内に入ることを推奨している。

 花粉症の症状によるくしゃみの連続で、17年4月には愛媛県で運転手がハンドル操作を誤り死傷事故が発生した。担当者は「たかが花粉、されど花粉。花粉症の人は無理をしないように」と注意を呼び掛けている。

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