福井地方気象台は1897年(明治30年)に観測を始めました。気象台の原本には全て揃っていますが、当初からの記録をインターネットで閲覧できるのは主な要素(気圧・気温・降水量・湿度・日照時間)のみで、積雪は1961年以降となっています。原本の積雪記録から遅い積雪を調べました。

 1909年(明治42年)と1931年(昭和6年)の4月7日で、前者は7cm、後者は1cmでした。春になっても雪が降る年の冬はどうであったかを見ますと(福井市の積雪図参照)、前年12月31日に3cmの初雪があり年が明けて1月3日まで積雪がありましたが、その後26日間雪なしで月末に少し降り、2月は5日以降積雪が続き、3月には25日間雪なしで26、27日に積雪あり、4月に入り桜が咲いていたであろう7日に6cmの積雪でこの冬は終わりました。


  天気予報で使われている言葉の一部を紹介したいと思います。「曇り所によりにわか雨」と「曇り所により一時雨」の違いは、しゅう雨(驟雨)かそうでないかです。「にわか雨」はしゅう雨で雨を降らせる雲は、夏の入道雲のような積雲です。一方しゅう雨性でない雨は、どんよりと全空が暗く梅雨時期のような乱層雲から降ります。気象台の降雨観測はしゅう雨性かそうでない雨かを厳密に区別しています。これにより寒冷前線や温暖前線解析の参考にしています。 


 天気予報で「一時」と「時々」はよく使われますが、予報期間によって使い分けられます。「一時」は予報期間の四分の一未満で、現象の切れ目が1時間未満です。「時々」は二分の一未満で、現象の切れ目が1時間以上です。明日は予報期間が24時間ですから一時は6時間未満ですが、今日や今夜は予報期間が短いので、3時間未満になります。

 2月の降水量は少なく平年の半分以下のところがあり、越廼の57mmは2月として観測史上1位となりました。気温は全県で1℃以上高く、大野の4℃は2月として4位でした。日照時間は越廼で多い他はほぼ平年並みでした。嶺北で平年より多く嶺南では少なくなりました。降雪積雪ともに平年より極端に少なく、敦賀と小浜では0となりました。(表1―4参照) 今年1月の福井県気象表の観測年数で福井は12となっていますが122と訂正します。

 気象庁が2月末発表した北陸地方の三ヶ月予報は、気温は高く、降水量は平年並みか多い予想です。
 

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