福井県坂井市議会の最大会派「志政会」は市の新たな都市構想を策定し、3月4日の市議会代表質問で披露した。福井港丸岡インター連絡道路と福井森田道路が交差するエリアを中心地と位置付け、この一帯に産業団地や商業地を整備すべきだとしている。JR北陸線の春江駅と丸岡駅の間に「新坂井駅」を設置することも盛り込んでいる。2040年の実現へ、同会は賛同者を集め、市への要望も行う。

 同会の広瀬潤一議員が代表質問で披露した。答弁で坂本憲男市長は「現在整備を進めている両道路が完成すれば、坂井市の立地は企業にとって大変魅力的になり、市にとっても発展の好機になる」との見解を示した。

 構想では、両道路が交わる同市丸岡町舟寄とその周辺の同市春江町沖布目、春江町大針、坂井町福島などのエリアを新たな中心とした。旧4町の市街地や東尋坊、丸岡城、テクノポート福井とつながる市の交通の要所と定義。北陸自動車道丸岡インターチェンジにも近いことから、物流機能を持つ産業団地を造成する。福井森田道路の完成で福井市との移動が便利になることを踏まえ、宅地開発も見込む。坂井町東長田の嶺北縦貫道沿いを商業ゾーンとして整備する。

 一帯の利便性の向上へ、北陸新幹線開業後にJR西日本から経営分離される並行在来線に「新坂井駅」を設置する。福井空港を小型無人機「ドローン」の“聖地”とし、ドローンを活用した産業の集積も狙う。

 同会は新年度以降、賛同者を募り、現在策定中の第2次市総合計画、同計画に基づく都市計画マスタープランに反映させるよう要望していく。福井港丸岡インター道路の早期整備もこれまで以上に訴えていく。

 山田栄会長は「坂井市の20年後をイメージして策定した。新たな中心地は丸岡、坂井、春江にまたがり、テクノポート福井がある三国とも密接に絡む。4町融和の象徴と位置付け、新年度以降、賛同者を増やしつつ市に事業化を求めたい」と話している。

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