HUGを通じ避難所運営を模擬体験する参加者=1月23日、福井県生活学習館

 もし、今この瞬間に大規模災害が発生したら―。想像したことはあるだろうか。どこへ逃げるのか、食料はあるのか、家が使えなくなったらどこで過ごすのか。心構えや準備の差が生死を分けることもある。災害の規模によっては避難生活が長期化する場合もある。災害発生直後の「避難」と、発生後に一定期間生活する「避難所」について考えた。

 福井県内の栄養士ら約120人が1月23日、福井県生活学習館(福井市)で開かれた研修会で「HUG(ハグ)」と呼ばれるゲームを通じ、避難所運営を模擬体験した。

 HUGは「避難所(H)運営(U)ゲーム(G)」の略称。災害時に避難所となる体育館や教室に見立てた平面図を置き、お年寄りや外国人、ペット連れといったさまざまな事情を抱えた避難者のカードを適切な生活スペースに振り分けたり、支援物資の置き場所を決めたりなど運営を実践的に学ぶ。

 今回は、福井市で午前11時前にマグニチュード8の大地震が発生、気温0度の厳しい寒さの中、雨が強くなってきた―という想定。アレルギーや持病、宗教などで食事に制約のある避難者への対応に焦点を当てた「栄養版HUG」を使い、小学校に設けられた避難所の運営を10人ほどのグループ単位で体験した。

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