福井県の新ブランド米「いちほまれ」を求める買い物客でにぎわう特設コーナー=2月23日、福井市渕2丁目のAコープやしろ店

 日本穀物検定協会は2月27日、2018年産米の食味ランキングを発表した。福井県産では、新ブランド米「いちほまれ」が最高の「特A」に2年連続で選ばれた。今後も増産、販路拡大を進める追い風となりそうだ。コシヒカリは7年連続の特A。ハナエチゼンとあきさかりは17年産の特AからAに後退した。

 産地・品種ごとに全国154点について、外観や味、香り、粘りなど6項目で評価し、特A、A、Bなど5段階でランク付けした。

 いちほまれは試験栽培された17年産で初めて検定を受け、最高評価を得た。本格栽培1年目となった18年産は約3千トンを生産し、19年産は4千トンの収穫を計画している。西川一誠知事は「2年連続で特Aを獲得し、『日本一おいしい誉れ高きお米』という名前通りの評価となり、大きな励みになった」とコメントした。

 ハナエチゼンとあきさかりがAとなった理由について県福井米戦略課は、7月以降の高温少雨や9月の日照不足の影響で食味が低下したとみている。それでも2品種は特Aを守り、西川知事は「圃場管理が大変な中、生産者の皆さまが食味向上に努めてきた成果であり、深く敬意を表したい」とした。

 いちほまれは生産量が少ないため、話題性などを考慮して選ばれる「参考品種」として検定された。

 特Aになったのは全国で55点(17年産比12点増)。17年産で初めてAに陥落した新潟県の魚沼コシヒカリが復帰したほか、北海道の「ゆめぴりか」、青森県の「青天の霹靂」、山形県の「つや姫」「雪若丸」などが選ばれた。Aは67点(同9点減)だった。

 石川県の「ひゃくまん穀」、富山県の「富富富」、新潟県の「新之助」は検定対象に含まれていない。

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