イラスト・小林孝文

 子どもの肥満のほとんどは、食べた分のエネルギーが、運動などで使うエネルギーを上回ることで起こります(単純性肥満)。食事やおやつ、ジュースの食べ・飲み過ぎ、食事内容のバランスの悪さ、運動不足など、ライフスタイルの変化によって近年増えています。病気が原因で起こる肥満(症候性肥満)の場合は、身長の伸びが悪くなることがあります。

 ■思春期以降では戻すこと困難に

 肥満は「生活習慣病」と呼ばれる糖尿病、脂質異常症、高血圧などの原因になります。心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まり、子どもでも脂肪肝や睡眠時無呼吸を起こすことも。また、膝・腰などに負担がかかって動きが悪くなり、運動嫌いにつながる-という悪循環にもなります。

 思春期以降では肥満が定着し元に戻すことが難しくなり、そのまま大人の肥満に移行します。対策は早いうちに始めることが重要です。

 ■成長曲線で確認を

 肥満が心配なら、母子手帳に付いている成長曲線でチェックしましょう。身長に比べて明らかに体重が多い、もしくは体重増加傾向が続いているときには、かかりつけの小児科医にご相談ください。(杉原啓一/福井県小児科医会)

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