2021年にオープンする道の駅「結の故郷(仮称)」の鳥瞰図。モンベルが福井県内初出店する(大野市提供)

 福井県大野市蕨生に整備中の道の駅「結の故郷(仮称)」に、アウトドア用品メーカー「モンベル」(本社大阪府大阪市)が県内で初めて出店することが決まった。用品の販売、貸し出しのほか、施設に併設されるカヌー池などで来場者のスポーツ体験を支援する。アウトドアの拠点として、観光客に大野の豊かな自然環境を発信していく。

 市が3月1日、道の駅の施設概要(実施設計)を発表した。駅は2021年度の早い時期のオープンを目指しており、モンベルはショップとともにカフェを運営する。床面積は計約1260平方メートルで、商業スペースの約4割を占める。

 市によると、モンベルは登山グッズを販売し、レンタル用の登山用具や自転車、カヌーなども常備する。屋外にはカヌー池のほか、クライミングを楽しむ高さ約8メートルの人工岩塔も整備され、同社が運営する。

 モンベルが道の駅にショップを構えるのは熊本県や山梨県などで例がある。

 大野市は日本百名山の一つ、荒島岳といった山々に囲まれ、市はアウトドアを楽しめる地域として16年にモンベルと「フレンドタウンパートナーズシップ」を締結。17年には地方創生に向けた相互連携・協力に関する協定を結んだ。

 市の担当者は「モンベルは登山愛好者に人気のブランド。ノウハウや情報発信力を生かして誘客につなげたい」と話している。

 道の駅の建物は今秋着工される予定で、床面積約5千平方メートル。壁面を景観になじむよう茶系で統一し、ガラス部分を多く取り入れる。モンベルが入居する東側には一部に石材を貼り付けて山小屋をイメージ。農産物直売所や土産品コーナー、飲食テナントがある西側は、木目調の縦格子を配し大野に広がる山並みを表現する。

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