横川和史氏

 田中化学研究所(本社福井県福井市)は2月28日開いた取締役会で、茂苅雅宏・代表取締役社長執行役員(66)が代表権のない取締役会長に就き、後任社長に住友化学理事で大阪工場長の横川和史氏(57)が就任する役員人事を内定した。また、代表取締役副社長執行役員の大畑尚志氏は取締役を退任する。副社長執行役員は引き続き務める。6月下旬開催予定の株主総会を経て正式決定する。

 同社は2016年に住友化学の子会社となり、茂苅社長の下で18年3月期決算で7期ぶりに黒字化を果たし、その後も車載用リチウムイオン電池向け製品が好調で売り上げを伸ばしている。17年秋から進める生産設備増強への資金調達にめどが付き、3月末が中期事業計画の節目に当たることから社長交代を決めた。

 同社はまた、今後の増産体制構築と業務効率化に向け、4月1日付で組織変更と人事異動も発表した。

 化学製品の開発、製造に関する環境・安全、品質保証業務を担当するレスポンシブル・ケア(RC)室の新設をはじめ、事業支援室、研究本部、生産本部、営業本部を設け各業務を統括する2室3本部体制とする。

 ■横川和史氏(よこがわ・かずふみ) 東北大学大学院修了。1985年住友化学工業(現住友化学)。大分工場医薬化学品生産技術部長などを経て2015年4月から大阪工場長。57歳。北海道出身。

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