死去したドナルド・キーンさん

 法被に鉢巻き姿で御白石持行事に参加した、日本文学研究者のドナルド・キーンさん(中央)=2013年8月、三重県伊勢市

 三島由紀夫、安部公房さんらの作品を英訳した日本文学研究者で、東日本大震災後に日本国籍を取得した米コロンビア大名誉教授のドナルド・キーンさんが24日午前6時21分、心不全のため東京都台東区の病院で死去した。96歳。米ニューヨーク生まれ。葬儀・告別式は親族のみで行い、後日、お別れの会を行う。喪主は養子のキーン誠己(せいき)さん。

 コロンビア大在学中に日本文学に関心を抱き、米海軍の通訳官を経て1953年、京都大大学院に留学。近松門左衛門や三島らの作品を英訳したほか、谷崎潤一郎らと交流し、日本の文化や歴史、芸能を海外に紹介。2008年に文化勲章を受章した。

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