斬新な「もしも作品」が話題のヨシダリュウタのボツネタ捨てる『オクラ入りゴミ箱』

 身近にあるものをモチーフに、視点を少しズラしたおもしろ作品がSNSやテレビ等で話題となっている、新進気鋭のクリエイター・ヨシダリュウタ。「もしも~だったら」という独自の視点で切り取った立体やイラストを制作している。先日東京・代官山で行なわれた初の個展も多くの来場者が詰めかけたという。一度見たらハマってしまう斬新な世界観、その発想の源聞いた。

【写真】『ほめちぎりパン』『立ちコーギー』…クスッと笑える“もしも”イラスト&作品

■「おもしろい」と感じたことはメモ 視点を少しズラして見えてくるモノを形に 

――SNSを中心にヨシダさんの作品が「おもしろい」「癒される」と話題です。“もしも視点”で見える世界をもとに作品を制作するようになったきっかけは?

【ヨシダリュウタ】「もしもこうだったら」ということを考えるのは昔から好きでした。いつもは通り過ぎてしまうような身の回りの風景も、少し視点をずらすことでおもしろく見えてくることがあります。その感覚を実際に形にしてみようと思い、こういった作品を作り始めました。

――制作する上で、毎日の生活で心がけていることなどありますか。

【ヨシダリュウタ】日々暮らす中での気づきや「おもしろい!」と感じたことはその度にメモをとるようにしています。

――SNSでは定期的にイラストを投稿されていますね。いいねやRTの数など、ユーザーからの反響を受けていかがですか?

【ヨシダリュウタ】もちろんたくさんの反響をいただけることはとても嬉しいのですが、そこはあまり気にしすぎないようにしています。

――「癒される」というコメントも多く、ほっこりするような作風が特徴的です。イラストのタッチでこだわっていることなどありますか。

【ヨシダリュウタ】「癒される」イラストを描こうという意識はあまりなく、「どう描いたらおもしろさが伝わるだろうか?」ということを考えて、なるべくプレーンなイラストを描くように心がけています。でも「かわいい」と言っていただけるのはとても嬉しいです。

■初の個展を開催 「みんなに伝わるおもしろさ」を実感

――2月に初めて個展を開催されましたね。SNSとは違って、生でご自身の作品に触れてもらう場になったと思いますが、終わってみていかがですか?

【ヨシダリュウタ】たくさんの方に見に来ていただけて、純粋にとても嬉しかったです。空間を使って「もしも」を表現するのは初めての試みだったのですが、実際に見てくれた方の反応を実際に目にすることができて、貴重な経験になりました。

――ワークショップの開催や在廊日も多く、来場者とのコミュニケーションがとれる機会を設けてらっしゃいましたが、何か意図することがありますか。

【ヨシダリュウタ】あまり意図するところはなかったのですが、「どんな方が見に来てくれるのかな?」というのはとても気になって、在廊日を多めに設定しました。

――いらっしゃった方と交流した中で感じたことなどあればお聞かせください。

【ヨシダリュウタ】想像していたよりも老若男女幅の広い方に見に来ていただくことができて、びっくりしました。「みんなに伝わるおもしろさ」というのは僕の目指しているところなので、とても嬉しかったです。

――SNSだけではなく、今後も個展や著書などでご自身の作品を発信していきたいですか。

【ヨシダリュウタ】そうですね。様々なアウトプットを通じて作品を発信していきたいです。

■多摩美在学中、最新技術に触れて「おもしろい」を発信したい

――現在、多摩美術大学に在学中でらっしゃいます。大学ではどんなことを学んでらっしゃいますか。

【ヨシダリュウタ】大学では「グラフィックデザイン学科」という場所に通っています。作っているものは展示・SNSで発表しているものと変わらず、「何がどうなっていたらおもしろくなるか?」ということを考えて制作していました。

――ズバリ、ヨシダさんの発想源はどこにありますか。

【ヨシダリュウタ】日々の生活で見たもの・聞いたことから思いつくことが多いように感じます。

――ヨシダさんが今「おもしろい」と感じている(興味を持っている)ものはなんですか。

【ヨシダリュウタ】最近今更ながらVRを初めて体験したのですが、とてもおもしろかったです。新しい技術にたくさん触れていきたいな、と思っています。

――最後に、これからの目標や夢、作品として作っていきたいものなどをお聞かせください。

【ヨシダリュウタ】今回は「展示」という表現にチャレンジしてみたのですが、今後も様々なアウトプットに挑戦したいと思っています。今は特に映像を作ってみたいという気持ちが強くあります。

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