「どこでもプラネタリウム」で星空を楽しむスペースキッズ=2月23日、福井新聞社・風の森ホール

 美しい星空、すぐそこに―。移動式のプラネタリウムドーム作りに福井県内大学生と福井高専生、高校生、福井新聞の記者が取り組んできた「どこでもプラネタリウム(どこプラ)プロジェクト」(アストロアーツ、清川メッキ工業、鯖江精機、ナカテック、富士通福井支店特別協力)は直径5メートルのドームを完成させ2月23日、福井新聞社・風の森ホールで披露した。招かれた県内の小学5、6年生約60人がドーム内に広がる星空に見入り、宇宙に思いをはせていた。

 ドームは子ども約30人が入れる大きさ。宇宙や科学技術に携わる人材育成を目指す福井新聞社の「ゆめ つくる ふくいプロジェクト」の一環で製作した。この日は、野外体験や科学実験などの活動を通じて子どもたちの宇宙への興味を育む「スペースキッズ」(福井信用金庫特別協賛)の解団式も併せて行われ、参加児童がプラネタリウムドームを体験した。

 「わぁー、きれい」「知ってる星座だ」。ドーム内でプラネタリウムの上映が始まると、児童から歓声が上がった。どこプラのメンバーによる季節ごとの星空の解説に聴き入り、周囲に広がる美しい星空に夢中になっていた。坂井市の小学5年の男子児童は「簡単に見ることができない流星群や、春夏秋冬全ての星空が昼間から見られてうれしい。ドームは扇風機一つで手軽に膨らませられるのも驚いた」と目を丸くしていた。

 今後は県の協力を得てドームを運用する予定。県内の学校などに「出張」し、子どもたちにプラネタリウムを楽しんでもらう。

 解団式では、天体観測したキャンプやプログラミング体験などの活動を映像で振り返った。スペースキッズのサポーターを務める宇宙飛行士の山崎直子さんは「自分の五感で感じたことは、大人になってからも心に残ると思います。スペースキッズの体験をきっかけに、いろいろなことに興味を抱いてください」とメッセージを寄せた。
 

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