福井の風土や伝統を生かした酒造りのこだわりに理解を深める橘ケンチさん=2月18日、福井県福井市御幸1丁目の常山酒造

 人気ダンス・ボーカルグループ「EXILE」「EXILE THE SECOND」の橘ケンチさんが2月18、19日、日本酒をテーマにした自身の連載コーナーを持つ雑誌「Discover Japan」(ディスカバー・ジャパン)の取材で、福井県内の酒蔵などを訪問した。試飲を楽しむとともに風土や伝統を生かした酒造りのこだわりを熱心に聞き取り、福井の食文化に理解を深めていた。

 ⇒【D刊】橘ケンチさんの別カットはこちら

 連載は同雑誌の2017年10月号からスタートした「橘ケンチの今宵のSAKE」で、日本各地の酒蔵を巡る人気企画。今回は特別版として「酒蔵から福井の文化をたどる」をコンセプトに、越前打刃物や笏谷石の魅力にも迫る。橘さんは日本酒の発信に貢献しているなどとして、日本酒造青年協議会から「酒サムライ」の称号を与えられている。

 18日は福井市御幸1丁目の常山酒造を訪れ、県産木材やしっくいの風合いを生かしてリノベーションされた仕込蔵などを見学。杜氏の常山晋平専務(34)から、1804年創業の歴史や「超低温製法によってフレッシュ感と透明感を出す」という酒造りのこだわり、「切れ上がりのよい淡麗タイプだがコメ本来のうまみも引き出している」という味わいの特徴などを説明され、興味深そうにうなずいていた。

 主力銘柄「常山」の純米大吟醸や季節限定品など5種類を試飲。特に気に入ったという搾り立ての「純米とびっきり辛口直汲生(じかぐみなま)」を「新時代の辛口。越前辛口」と表現し、「綿菓子のような口溶けのよい甘みも感じる」と丁寧に味わっていた。冬の福井の日本海をイメージしたラベルのデザインに興味を示し、「歴史を重んじつつ、自身の感性を生かした表現方法を模索している」と感動した様子だった。

 橘さんはこのほか黒龍酒造(永平寺町)や龍泉刃物(越前市)、笏谷石採石場跡(福井市)も訪問。2日間の取材には福井市が協力した。

 取材内容は、「ディスカバー・ジャパン」5月号(4月6日発売)に掲載する予定。

関連記事