福井県知事選への出馬を表明した金元幸枝氏

 共産党福井県書記長の金元幸枝氏(60)=福井県永平寺町松岡宮重=が2月19日、春の知事選に出馬すると表明した。「数の暴力、腐敗、堕落の政治を許さない。国民主権に反する憲法9条改正や原発再稼働といった自民党政治に地方からノーを突きつけ、県民の命と暮らしを守る」と決意を語った。

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 知事選は3月21日告示、4月7日投開票。現職の西川一誠氏(74)と前副知事の杉本達治氏(56)が出馬表明しており、金元氏を含む3人の選挙戦となる公算が大きい。

 県庁で会見した金元氏は、自民の推薦手続きで争いを繰り広げた西川氏と杉本氏について「2人とも、うそとごまかし、隠蔽ばかりの党総裁の安倍首相にくっついていくような人。それで県民の声をちゃんと政治に反映できるのか」と主張した。両氏に政策の違いはなく、同じ勢力と指摘した上で「2人の組織戦とは違い、政策を一貫して訴える。これまで投票に行かなかった人たちにも皆さんの一票一票で政治が変えられると呼び掛けたい」と語った。

 最大の争点に原発問題を掲げ、「40年超運転には同意しない。稼働中の原発も停止を求める」とした。使用済み核燃料の中間貯蔵施設に関しては「まずは原発を止めてこれ以上増やさないのが大事。貯蔵方法に関しては賛否の立場を超えて学者に集まってもらい、本当にどうするのが良いか研究した上で答えを出す」と述べた。

 金元氏は福井大学教育学部卒。1980年から党専従活動家として活動しており、90年から2017年まで10回、衆院選に出馬した。知事選の挑戦は15年に続き2度目。

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