工事が続く小島漁港の防潮堤の建設現場=13日、宮城県石巻市雄勝町

 東日本大震災の津波で被災した宮城県石巻市で、防潮堤工事を発注した市と受注業者が対立している。工期の遅れに業を煮やした市が契約を解除したのに対し、業者側は「一方的だ」と工事を続行。市が工事の差し止めなどを求め、仙台地裁に仮処分を申請するという異例の展開をたどっている。

 業者は石巻市の建設会社「カルヤード」。2016年9月、同市雄勝町の小島漁港で海抜6・4メートルの防潮堤を約400メートルにわたり建設する工事を約9億4500万円で受注し、工期は18年10月までだった。

 だが市によると、進捗率は18年7月末で約15%と著しく遅れていた。

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