山門前で入門を求める僧たち=2月18日午前7時15分ごろ、福井県永平寺町の大本山永平寺

 福井県永平寺町の大本山永平寺で2月18日、新たな修行僧が入門を求める「上山(じょうざん)」が始まった。静寂と寒さの中、新参僧が山門の前で覚悟を示し、厳しい修行の道に入った。

 午前6時40分すぎ、黒の法衣に脚半、網代がさを身に着けた「一番上山」の10人が境内を進み、山門前に到着。板を打ち鳴らすと、しばらくして客行(かあん)と呼ばれる先輩の僧が現れ、問答が始まった。

 修行の目的、心構えを問われた新参僧は「道元禅師の教えを自分の心と体で感じたく参りました」「自我を出さずに耐えしのぶこと」などと答え、決意と覚悟を示した。目の前で廊下を掃除する修行僧が行き交う中、直立不動で約45分間待ち続け、門を通ることを許された。

 新参僧はまず座禅を中心に永平寺の作法を学ぶ。上山は3月下旬まで続き、約70人が入門する予定。

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