福井市検討委で意見を交わした主な試案

 福井県福井市学校規模適正化検討委員会は2月14日、福井市役所で第3回会合を開いた。複式学級がある学校やマンモス校など21小中を統廃合の検討対象とし、事務局の市が提示した小中一貫校化や校区変更など具体的な試案について議論した。

 対象となるのは小学校が▽複式学級がある大安寺、国見、殿下、長橋、一乗、美山啓明、羽生、越廼▽複式学級化が予想される六条、棗、本郷、下宇坂、鷹巣、上文殊▽児童の増加が続く森田。中学校は▽全校で3学級の国見、殿下▽生徒数が30人以下になることが見込まれる鷹巣、大安寺、棗、越廼。

 数年後には児童数が千人を超えることが想定される森田小は、緊急避難時の安全を考慮して早急な議論が必要との声が多かった。現在の森田中を第2森田小として増改築した上で、森田中を新設し、河合小校区からも通学できるようにする地元の要望案を議論した。

 市西部の越前海岸エリアでは▽5小と4中をそれぞれ1校に統合▽全小中を段階的に統合し、小中一貫校か義務教育学校にする-などの案を話し合った。既存の1校に統合した場合、「統合される地区の住民が納得しない。既存校は残さず、崖崩れのない内陸の別の場所に新設しては」との意見が出た。

 美山地区3小の統合案、足羽ブロックの一乗、上文殊、東郷、文殊、六条小の統合案、西部エリアの本郷、鶉、大安寺小の統合案についても意見を出し合った。

 検討委は5月にも4回目の会合を開き、この日の意見を踏まえた新たな案を提案する。地元の意見を聞く懇談会も行い、来年度末に具体的な方針を市教育長に答申する方針。ただ、適正化の実施時期は未定で、市は「統廃合ありきではない」としている。

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